安全靴の選び方、防水性

安全靴に共通していることはつま先部分にプロテクターを入れて重たいものが靴の上に落下したさいにつま先を保護するというものです。プロテクターは金属製のものが使われるほか近年は軽量化のためプラスチック製のものも使われています。一方で安全靴はさまざまな用途で使われておりそれぞれの用途に合わせて多様な機能があります。安全靴を選ぶさいの基準として防水性があります。

主に軽作業などで使われるものでは撥水性を持たせているものが中心で防水はあまり期待できませんから、水を使う職場では浸水してしまいます。スニーカータイプの場合にも防水性を高めているものもありますが、構造上完全な効果を発揮することができません。高い防水性を得られるタイプとしてはくるぶしまで保護するもので、ブーツタイプがもっとも適しています。ブーツタイプでもふくらはぎまで保護していれば足首までの浸水に対応することができます。

またスニーカータイプでもハイカットであればある程度の効果が期待できます。一方で安全靴に防水性を期待するのであれば素材の選択が限られます。使われる素材として適しているのは合皮や革などです。メッシュや布でも中地にナイロンを挟み込むことで水が浸透しないものがありますが、その場合には安全靴の中にまで水が入り込まないだけで表面は濡れてしまい乾かす必要があります。

本格的なものであれば革または合皮を使ったブーツタイプのものがもっとも適しています。